PMX

PMX_HPキャプチャ
画像引用元:PMX公式HP(https://www.cybertech.co.jp/xml/xmldb/pmx/)

PMXは、XMLやHTML、Web技術などを熟知するサイバーテックにより提供されている、マニュアル作成システム。こちらの記事では、PMXが持つ特徴や機能、料金などを調査し、まとめていますので、マニュアル作成ツールの導入を検討している方は、ぜひ下記の内容も参考にしてみてはいかがでしょうか。

PMXの特徴

PMXの特徴や料金を示した図

マニュアル作成における脱属人化を実現し、品質を向上

サイバーテックにより提供されている「PMX」は、XMLを基盤としているマニュアル作成プラットフォームです。マニュアルの制作に関し、分業化による脱属人化に加え、多言語のコンテンツへの対応や、PDF組版とHTMLマニュアル出力をワンソースで実現します。

赤入れや手戻りがなくなることによる制作の効率化に加えて、配信スピードの向上、改訂を実施した際の抜け漏れを防止できるなどの点から、マニュアルの品質向上を実現。さらに、国内ベンダーならではの手厚いサポート体制も用意されている点もポイントのひとつといえます。

さまざまなマニュアルに対応するための機能を提供

「マニュアル」には業務マニュアルや操作マニュアル、運用マニュアルといったように、さまざまな種類があり、それぞれの種類によって作成ツールにも求められる機能が異なります。PMXでは、各種マニュアルに対応できるように豊富なオプション機能を用意しています。ただし、これらのオプション機能は後からの追加が可能であるため、はじめは標準機能を中心として利用を開始し、随時必要な機能を追加することがおすすめです。

例えば、オプションとして多言語コンテンツの作成や管理、翻訳支援を行う機能も提供。品質の高い多言語マニュアルを提供すると同時に、翻訳コストの削減にもつながります。

PMXの導入事例

記載なし
ナレッジベースの構築によりサポート業務の内部コストを削減
プラントエンジニアリング会社
導入前の課題
内部コストの削減が必要
  • プラント設備の保全業務を行う上で、サポート業務の内部コストの削減や顧客サービス向上を目指し、ナレッジベースを企画
  • ナレッジベースと連動した、顧客との問い合わせ管理機能を搭載する必要があった
導入の決め手
XMLデータベースとしての実績
  • データ基盤をXMLで構築することになったため、XMLデータベースとして定評のある「NeoCore」を採用
実感している効果
ナレッジ情報を柔軟に管理できるようになった
  • これまで一元管理されていなかったHTMLベースの複雑なナレッジ情報のコンテンツを柔軟に管理できるようになった
  • サポート業務における内部コストも低減
メディア・印刷・コンテンツ制作関連
作業効率の向上やスキル平準化、人為的なミスを軽減
NECメディアプロダクツ株式会社
導入前の課題
品質にばらつきが生じていた
  • マニュアルの作成においてヒューマンスキルに頼っている部分があり、人により品質のばらつきがあった
  • 人為的なミスや時間的なロスをなくし品質を平準化するため自動組版によるデジタルワークフローの確立が求められていた
導入の決め手
柔軟にさまざまなデータへの対応が可能
  • NeoCoreであれば不定形のデータにも柔軟に対応ができる
  • データベースを意識せずに手軽に扱える
実感している効果
大幅な業務効率化
  • これまでひとつの表に10数時間費やしていた作業が、システムの活用により10分足らずで行えるようになった
  • 外注メインだったDTPオペレーションも社内のみで対応できるようになる
商社
業務の明確化と内部統制の実現を目的としたシステム構築
三井物産株式会社
導入前の課題
情報共有ができるシステムが必要
  • 業務内容や手順を定義し、情報を共有できるシステムの構築が求められていた
  • サーバの増築を提案されていたものの、構築費や運用・保守の手間を考えると難しかった
導入の決め手
パフォーマンスの高さ
  • Solaris版のNeoCoreは、100GB超のXMLデータを処理した際にも実用に耐えられるパフォーマンスが発揮できる
実感している効果
業務手順の明文化
  • これまで営業担当者だけが把握していた業務手順を明文化できた
  • 業務が効率的・手順通りに処理されているかなどをチェックでき、内部統制の面からも高い導入効果

PMXはマニュアル作成を行えるシステムです。そのため、マニュアル作成に課題を抱えている企業におすすめのツールであるといえます。また、WordやDTPソフトを使用した属人的なマニュアル制作を行っている場合には、PMXを導入することによって標準化・一元化が可能に。制作業務の効率化や配信スピード、改定時の抜けや漏れの防止に繋げられるというメリットもあります。

PMXは…
マニュアルの品質向上を実現できるツール

PMXは多彩な機能を提供することにより、マニュアルの脱属人化や品質向上を実現できるツールであり、マニュアルDXの推進や効率化を行いたいと考えている企業に向いているツールといえます。

オプション機能も豊富に用意しており、制作の分業化だけではなく、マニュアルの多言語化などにも対応可能です。さらに電子マニュアルとPDF組版をワンソースで実現できるとともに、手厚いサポートも用意されている点も魅力。クラウド・オンプレのいずれでも利用が可能です。

このサイトは、マニュアルを作っても使われない・伝わらない状態を解決すべく、浸透するマニュアルが作れるおすすめのツールをまとめたサイトです。「問い合わせ対応」「ノウハウ共有」「新人の教育」の用途別に適したツールを紹介していますので、ぜひご覧ください。

PMXの操作画面イメージ

PMX_HPキャプチャ
画像引用元:PMX公式HP(https://www.cybertech.co.jp/xml/xmldb/pmx/function-detail/topic01/)

トピックの入稿を行う場合には、PMXにより提供されているWebエディタである「トピックエディタ」を使用します。このエディタは、一般的なブログと同じようなWebエディタであることから、特別なツールの操作方法を覚える必要はありません。メニューボタンは直感的に操作可能で、画像挿入や表の描画、下線や強調などのスタイル情報の付与も簡単に行えます。

PMX_HPキャプチャ
画像引用元:PMX公式HP(https://www.cybertech.co.jp/xml/xmldb/pmx/function-detail/topic01/)

コンテンツの最小単位である、トピックの編集画面。

PMX_HPキャプチャ
画像引用元:PMX公式HP(https://www.cybertech.co.jp/xml/xmldb/pmx/function-detail/topic01/)

トピックを出力単位にまとめた「マップ」には、デジタルコンテンツに出力する際の属性を付与する事が可能です。

PMXの料金

初期費用 記載なし
ネームドプラン 110,000円/月
フローティングプラン 220,000円/月
カスタマイズドプラン 記載なし

プランの詳細

プラン 基本サービス料金
(月額)
ユーザ数 同時アクセス数 トピックス数 ディスク容量
ネームドプラン 110,000円 5
※ディレクター1、
ライター1
同上 5,000 10GB
フローティングプラン 220,000円 100
※ディレクター1
3
※レビュワー除く
10,000 30GB
カスタマイズドプラン 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし

追加オプション

※料金については記載なし

料金シミュレーション

ユーザー数20、フローティングプランで利用すると仮定した場合の料金シミュレーションは下記の通りです。

月額費用 220,000円
年間のトータル費用 2,640,000円

PMXの機能

トピック 編集機能

Wordに似たWebエディタを使用することによって、トピックの編集を行えます(トピックはコンテンツの最小単位です)。ブログを投稿するようなユーザーインターフェースとなっているため、XMLやHTMLに関する知識を持っていない人でも問題なくライティング作業を行えます。表の描画機能や、数式(MathML3.0)のサポート、ルビ、脚注編集への画像登録機能、HTMLソースの直接編集にも対応しています。

トピックプレビュー機能

Webエディタで作成したトピックについて、簡易プレビューが行える機能です。また、簡易プレビューのみではなく、単票出力を行ってプレビューを行い、内容についての確認を行えます。

トピック 複製・流用機能

任意のトピックの複製流用を行える機能です。また、属性情報のみの流用にも対応しています。複製流用した場合も、複製元と複製先のトピックについての連携情報は保持される点がポイント。さらに、共通トピックとしてマスタ化し、再利用トピックとすることもできます。

トピック 版管理機能

PMXは版管理を行える機能も搭載しています。マニュアル(取扱説明書)や社内の技術文書においては、「文書部品の版管理」が求められることから、トピック単位できめ細かく版管理を行える機能を提供。管理を行う際には、「バージョン」と「リビジョン」の2種類で版管理が行えます(版管理が不要の場合は、バージョン・リビジョンの指定は不要です)。

マップ 編集機能

コンテンツの最小単位であるトピックを、出力単位にまとめたものを「マップ」と呼んでいます。この機能は、複数のトピックやマップをビジュアライズに移動させつつ、まとめられる機能です。ちなみに、マップは親子構造にも対応しているとともに、自動採番も行えます。作成できるマップの数・組み合わせを行うトピック数には制限がありません。

マップ 変数機能

エディタに対してあらかじめ変数を埋め込んでおき、その変数に対してユーザーが定義した情報を当てはめることができる機能です。

マップ 複製~流用機能

任意のマップを複製流用できる機能です。こちらの場合も、属性情報のみの流用も可能。また、複製元と複製先のマップについては、連携情報が保持されます。

マップ 版管理機能

マップの版管理機能も用意されており、「バージョン」と「リビジョン」の2種類の版管理が行えます。こちらの機能によって、部分改定や差し替えが頻繁に発生するドキュメントの管理を効率化。最終校了済のトピックに対してバージョン情報を付与すれば、校了済コンテンツを誤って更新してしまうことを防げます。

素材登録機能

さまざまな素材を登録しておける機能です。登録できる素材例としては、動画・音声・PDF・Excel・Word・PowerPoint・CADデータ・DTPのネイティブデータなどが挙げられます。また、それぞれの素材には属性の付与が可能であることから、著作権や利用制限などの管理情報の登録もできます。

コンテンツ検索 属性情報設計

トピックやマップ、素材に対して、タグ情報などさまざまな属性情報(メタデータ)の付与が可能です。

コンテンツ検索 属性検索機能

トピックやマップ、素材の検索を行う際に、付与した属性情報を用いて高速検索を行えます。文書名やコンテンツIDをトピックやマップ、素材の各属性に付与することによって、欲しい情報をすぐに取り出すことが可能です。

コンテンツ検索 全文検索機能

トピックコンテンツの検索を行う際に、全文検索を行える機能です。

コンテンツ検索 コンテンツの派生情報管理

複数のコンテンツで共用しているトピックやマップ、素材について、関連性や派生情報の編集を行える機能です。改訂を行った際の影響範囲について把握しつつ制作を進められます。

スタイルシート編集機能

それぞれの出力用スタイルシートは一般的なCSSとなるため、ユーザーが自由に編集できます。管理画面上からいつでも内容の確認と差し替えが可能。レイアウトやスタイルの変更を行いたい場合には、変更したスタイルシートをPMXにアップロードすることで、PDF・HTML・Wordのそれぞれに反映させて出力させられます。また、標準形式のCSSはPMXにプリセットされているため、1からCSSを作成する必要はありません。

PDF出力機能

マップ単位で、スタイルシートやさまざまな設定内容に即したPDFの出力が行える機能です。

HTML出力機能

マップ単位で、静的検索機能付き(オプション)のレスポンシブ対応HTML/CSSデータの出力を行える機能です。PMXから出力されたHTMLマニュアルの場合、ローカル環境などの手元で検索を行えます。この機能を利用することで、ページ数が多いマニュアルだったとしても知りたい情報にダイレクトにたどりつけます。

XML出力機能

マップ単位でXMLデータの出力が行える機能です。

PMXのセキュリティ対策

PMXでは、素材やトピックマップ等に対するアクセス管理機能が用意されています。

PMXの連携できる主なサービス

PMXの連携できるサービスについて、公式サイトに記載されていませんでした。

PMXの運営会社情報

運営会社名 株式会社サイバーテック
本社所在地 東京都渋谷区円山町20-1 新大宗道玄坂上ビル7階
電話番号 公式サイトに記載なし
公式HP PMX HP:https://www.cybertech.co.jp/xml/xmldb/pmx/
運営会社公式HP:https://www.cybertech.co.jp/
【目的別】
マニュアル作成ツール
おすすめ3選

マニュアル関連でありがちな課題に沿って、目的別におすすめのマニュアル作成ツールをまとめました。ツール選定で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

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減らしたい
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問い合わせが減らない
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COCOMITEココミテ

社員に使われるマニュアルで
問い合わせを生まない

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